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昨日のエントリに対するブックマークのコメントを見ていたら、「はてブは頭を拾うシステムだ」というものがあった。
いわゆる「ロングテール現象」というのは、「在庫の関係で通常店舗に置けないような死に筋商品も、ネットでは売れる」というものだ。この「購買」という行為には、金銭的な「支出」が発生するにもかかわらず、テールの部分が拾われている。
対して、ブックマーク行為は、なんら「支出」が発生しないにもかかわらず、テールではなくヘッドの部分しか拾われないというのは、どういうことだろうか?テールをブックマークすると、「こいつは、人気の無いページをブックマークするようなやつだ」と思われるので、逆インセンティブが働くってことだろうか?
非ロングテールの領域では、たとえば「ランキングが、さらにヒットを加速する」とか言ったフィードバックが起きることで、一極集中の原則いわゆる「パレートの法則」が成立する。前回のエントリの趣旨は、「WEB2.0と言っても、従来と同じフィードバック構造かも」と言う疑問であったが、「はてブは頭を拾うシステム」と言う理屈が良くわからない。まあ、1人だけなら、世の中そう思う人もいるってことで別にいいんだけど、そういうコメントする人が3人もいたので、ちょっと気になった。
2006 08 23 | 固定リンク
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