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OSの再インストールに時間が掛かった原因は、PGP9.0の評価も行っていたからです。
PGPとは、ハードディスクにあるデータを暗号化し、パスワード(パスフレーズ)を知らない人には読めなくするソフトです。Windowsのログオン画面で出てくる短いパスワードは、比較的簡単に解析できるため、悪意の第3者(泥棒とか)からデータを守りたい人は、別途暗号化ソフトを使い、数10桁のパスワードで保護したほうが良いと思います。
現在、PGP8を使っているのですが、これはディスクの1部しか暗号化できません。たとえば、Windowsのスワップファイルとか起動に必要なファイルを暗号化することは出来ません。PGP9からは「ディスク全体暗号化」と言う機能が出来、スワップファイルも含めて暗号化出来るようなので、それを色々と試してみました。
で、結論から言うと、「ディスク全体暗号化」は「ディスク全体」であって「パーティション全体」では、ありませんでした。つまり、1つのハードディスクを「c:\」と「d:\」に分けていても、「c:\」だけフォーマットしてバックアップから戻す、と言うことが出来ません。OSとデータを独立にしようとすると、2台のハードディスクが必要と言うことになります。ついでに、ソフトraid にも対応していません。
確かに安全性と言う観点では、データは別のハードディスクにしたほうが良いのですが、とりあえず今回は見送ることにしました。でも、PGP9からは日本語版があるので、新規に買う人にはお勧めです。
2006 02 01 | 固定リンク
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ディスクの暗号化なら、TrueCryptはどうでしょうか?
パーティションの暗号化も可能で、フリーです。
Hidden container も装備してあります。
私はメインでBestCryptを使用していますが、
こちらは Swap File Encryption 機能があり、
TrueCrypt に乗り換えるのに躊躇しているのも
この機能がTrueCryptには無いからです。
投稿者: Hiro-H (2006/02/02 0:29:08)