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2006.09.05

ウソ臭いロングテール本 ~ 「80対20の法則を覆す ロングテールの法則」菅谷 義博

ちょっと時間があったので立ち読みした。この本では、ロングテールのことを「パレートの法則(20対80の法則)を覆す現象」と説明している。ロングテールは、何が「ロング」だったのか?の記事で書いた、図2「いわゆるロングテール(元祖ロングテール)」である。

リンク: Amazon.co.jp: 80対20の法則を覆す ロングテールの法則: 本: 菅谷 義博.

本では、「○○と言うネットショップでは、売り上げ上位20%の商品の合計でも、全体の40数%にしかならない」と書いてあるが、実際のデータを取って調べたのだろうか?Amazonで「ロングテール」を検索すると、この本しか出てこないが、胡散臭い本だ。

ちなみに、著者はブログも持っていて、今度、大阪でセミナーをやるそうだ。プロフィールによると、エンプレックス株式会社の取締役で、「ブロードバンドマーケティング研究会」の主宰者をやっているらしい。ただし、「ブロードバンドマーケティング研究会」とやらは、単なる隠れ蓑で、実際はエンプレックスの一事業部の別名のようだ。

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ウソ臭いロングテール本した。この本では、ロングテールの... 続きを読む

受信: 2006/09/05 6:43:32

コメント

絡むようで悪いのですが、
ロングテールの法則の元ネタ(WIRED 2004年10月号)がここらしいです。
http://www.wired.com/wired/archive/12.10/tail.html

「言い訳版・ロングテール」こそ、元祖ロングテールみたいですよ。むしろ、「ふつう在庫リスクを考えば20:80くらいだけど、80の部分を引き伸ばしても収支が合う。」みたいな書き方だった。(斜め読みなので勘違いもありそうで、書いてて怖いんですけど。Webで寡占に成功して、あと口コミと検索機能が整えば、デジタルデータのコンテンツ商売は在庫リスクもほとんどゼロだし競争無く儲けられてウハウハですぜ~~、みたいな。)
中には『アマゾンではロングテールの商品も、推薦されてフィードバックループが起こって売れ筋商品に化けることがある。』みたいな事が書かれていて、紛らわしいんですけど。

この紹介してある本すごいですね。「売り上げ上位20%の商品の合計でも、全体の40数%にしかならない」なんて、ロングテールの法則を覆してる(のにロングテールを名乗ってる)。売れ筋商品の在庫切れでも起こしてるんじゃないかと思っちゃいます。

投稿者: bywordeth (2006/09/06 2:38:43)

経緯を調べたのでしょうか?

たとえば、ロングテールが言われだした当初の「梅田望夫」氏の記事では、以下のように書かれています。
http://book.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u103.html
・米国のアマゾン・コムの本の売上げの半分以上が、販売部数ランキングの四万位から二百三十万位までのロングテールから上がっているようなのである(外部の研究者による推定)。
・ではロングテールの反対概念とは何か。それは大組織を支配する「80:20」の法則である。
・「取るに足らぬ80%」とは、まさにロングテールのことである。
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20050313/p1
・マクロに事業機会を見渡したときに、ロングテール部分を集積した市場規模がこれまで想像していた以上に大きそうだ、ということが新しい発見(ロングテール論への刺激)としてあったということです

変遷についての梅田氏の解説
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20050812/p1
ロングテールが話題になるにつれ、この「57%」という数字が大きすぎるんじゃないの! 眉唾じゃあないのか! という議論が起こり、このエントリーで...というふうに修正が行われたのである。「57%」から「36%」へ、あるいは「20%台後半」へ下方修正された。

投稿者: Beyond (2006/09/06 7:11:11)

ちょっとまじめに書く・・・というか手札を切っちゃいますけど。
クリス アンダーソンの最初の論文を見る限り、パレードの法則に全くこだわってないみたいなんですよ。例えばロングテールの例としてアマゾン以外に Netflex と Rhapsody をあげているんですけど、書かれてる内容はこんな感じ。

アマゾン(書籍販売)130,000/2,300,000 で売り上げの 43%
→ 全体の 90%弱 を占める売れないはずの商品で 57% を売り上げ、収益を上げられる。
Netflix(オンラインDVDレンタル)3,000/25,000 で売り上げの 80%
→ 全体の 90%弱 を占める売れないはずの商品で 20% を売り上げ、収益を上げられる。
Rhapsody(ストリームミュージック)10,000/735,000 で 50%未満
→ 全体の 98~99% を占める不人気なはずの音楽が 50%以上流れる。

最初は、「パレードの法則なんか無視して売れない在庫を抱えて、不良在庫のはずの商品を持ってたって、損しないんだよ」くらいの意味、のように見えます。たぶん間違えていないと思う。(英語に自信が無いんですけど。)
http://www.wired.com/wired/archive/12.10/tail.html?pg=3&topic=tail&topic_set=
梅田氏の述べた経緯は実はよくわかっていません。

あと、今日パラパラと上記の本を立ち読みしたんですけど、『ロングテールが「パレートの法則(20対80の法則)を覆す現象』っていうのは間違っていない。。。けど。。。という内容でした。上述の『売り上げ上位20%の商品の合計でも、全体の40数%』は、たぶんdajのことだと思うのですが、これは実は売れた商品(データ)の話で、実は90%は全く売れていない、実態は、『上位10%ちょっとの商品の合計で、売り上げ金額全体の100%』だそうです。

全く売れない商品をおいてても商売になる点が、80対20の法則を覆す ロングテールの法則。

投稿者: bywordeth (2006/09/19 23:29:06)

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